2003年12月25日 今日はクリスマス♪香港はクリスマス休みなのです。土日もあわせたら俊は4連休。このチャンス、生かさせていただきました!銅鑼湾のFrancfrancの隣にあるビルの6階、旅行会社がいっぱい入っています。そこの旅行社を使って飛行機のチケットを取りました。香港→西安だと、一人往復3000HK$。でもシンセン→西安だと2人で往復4500HK$う〜ん、ちょっと時間かかって面倒だけど、安さに負けてシンセンから行くことにしました。俊は留学してたから7年ぶりの西安。私は初めての西安!!唐の都だ〜!唐風の写真も撮ったばかりだし、楽しみだ〜!!

朝バスで尖沙咀に行ってそこから福永に行くフェリーに乗った。フェリーから1時間、福永の港に着いた。そこから無料バスですぐシンセン空港へ行ける。いつも思うけど中国に入ると、俊はちょっと顔つきが険しくなる。「かばん気をつけて」とか「中国の空港とか駅とかは悪人の巣窟」なんて言う。おかげさまでまだ被害にはあったことないけど、客引きが多くてぼやっとしてるとなにか売りつけられそう。また、客引きのものに少しでも反応を見せると、ずっと後を追いかけられます。売り子を完全無視して通らなければなりません。

シンセン空港に着くと、出国審査で長蛇の列。ものすごい厳戒態勢で金属チェックしてる。俊はベルトにも引っかかってたぐらい。ちょっとやりすぎ〜!
ゲートの前で待つこと1時間半。飛行機が1時間も遅れてきたの。プンプンその間にちょっと怪しいヨガのVCDを購入してしまいました。最近おしりのお肉が気になるから、ヨガダイエットしちゃう。。。

飛行機に乗って、ドリンクサービス。オレンジジュースを注文すると、「!!?」なオレンジジュースが来た。なんか蛍光ペンのオレンジ色みたいな色をしている。果汁0%な感じ。もらったけど飲むのをやめた。機内食は鶏肉のご飯でおいしかった。通路側に座っていた女の子。シンセンから来たみたい。とっても親切で、お菓子をくれたり物を取ってくれたりして気を使ってくれる。ちょっと仲良くなった。

飛行機の高度が下がってきて、窓から風景が見られるようになってびっくり!「茶色い山々」が見え、「黄色い大地」が現れたかと思うとぽつんぽつんとに「灰色で巨大な四角い町」がいくつか出現した。なんだか荒涼としたところだな。。。と言う印象。
飛行機から降りるちょっと前、スチュワーデスさんがこのシンセン航空の飛行機の模型を手にしている。「模型をおもちゃとして売っているのかな」と思いきや、せりが始まった。この乗客の中でたった一人がこの模型を買うことができるらしい。その模型の売り上げは貧しい人に寄付されるって感じの説明が書かれた紙が配られた。なんとその模型はせりがしばらく続いた結果、900元近い値を付けた!なんかすごいな〜このせりは500元から始まったのよ。。。

無事西安に到着!でも外に出た瞬間「寒〜〜〜〜〜い!!」何か防寒着を手に入れなければ。。。そこからバスで市内へ。1時間弱くらいでバスは市内に着いた。市内は城壁に囲まれている。巨大な城壁だ!!これがよく本に載っていた城壁の町か〜。ちょっとどきどきしてきた。

俊と城壁の中心にある「ジョンロウ」という建物の前に来た。

この周りにはこれまたでっかいデパートなんかが並んでる。俊が前留学してたときはなかったそうだけど、最近は開発が進んで、デパートなども多く建設されているみたい。そこの近くで俊が留学していたときの友達を待った。先に来たのはご主人のZさん。一緒に待ち合わせの場所へ。すると仕事帰りのLさんがいた!俊とは久しぶりの対面。早速4人でご飯を食べに行った。
これは羊の肉の餃子?小龍包?辛いたれを付けて食べます。
注文するとすぐこの大きなせいろで運ばれてくる。中は肉汁がいっぱいなので皮を破らないように食べないともったいない!!
その後羊の串屋に行った。一人10本以上羊串を食べる。羊好きな私たちは大満足〜!!こちらはイスラムの人が多いので飲食店はだいたいイスラムの人が経営しています。だからそういう店には豚肉料理がなくてもっぱら羊か牛肉なんです。男の人は小さい帽子を頭にかぶっていて、顔立ちは中国人ぽい人もいればトルコ系の濃い顔立ちの人もいます。南門広場はそんな食堂や屋台や中国の伝統菓子が売っている店などがあって雰囲気がいいところです。

その後Lちゃんのご主人が手配してくれたホテルに行った。このホテルは有名人とかお偉いさんが利用するホテルだとか。すごいね〜!そのホテルは唐の建築様式で建てられた美しいホテル。感謝感激でした。明日写真を撮ろう!っと。

26日 今日は朝からいいお天気!空気がピシッと引き締まる感じで気持ちがいい。この寒さ、久しぶり!白い息もでる。ホテルの庭の池に氷が張っていて、その上をすずめがチュンチュン歩いてた。氷もかなり厚そうだ。
朝の食事だけど、昨日の羊の餃子が油っぽかったので全然おなかがすいてこなかった。ということでまずは防寒着を買いに町外れまで行った。ズボンの下に厚手のタイツをはかないと。。。!昨日デパートでは200元〜300元もしたタイツが、なぜか町外れでは18元?一体何が違うのか。。。肌触りも形も同じなんだけど。。即タイツを購入し着替えた。
朝この揚げ肉まんを食べた。朝から揚げもはちょっときつかったので1つだけ。中には肉汁ジュワー味はGOOD

いざ「兵馬俑」へ出発!
私は以前シンセンのミニチャイナの「兵馬俑コーナー」で兵馬俑を見たけど「なんじゃこりゃ??」っていう感じだった。人形がただ並んでるだけじゃんと思った。世界史資料集でも写真を見ていたけど、想像は掻き立てられない。けど、本物はすごいよ!やっぱり生を見なければ、その偉大さが分からない。(といいつつ写真載せちゃう)
これはほんの一部。まだ地中に埋まっていて、発掘の技術が上がるまで発掘しないそうです。
秦の皇帝は死ぬ前に、山の上に大きなお墓と、離れた場所の地下に宮殿を作っていたの〜!!
わざわざ作っておいて、ござのようなものをかぶせてその上から2メートル土を掛けて再び埋めたの。
そしてそれは2200年も眠り続けて1974年までずっと発見されなかったんだよ。1974年って超最近じゃん!!
その地下宮殿はひとつひとつ床や壁がれんがで作られていて、ものすごい広い。
「最大の一号坑は長さ230m、幅62m、深さ5m、総面積14260u、兵馬俑の数が約6000体、二号坑は6000u、俑の数は1000体余り、三号坑は500u、俑の数は58体に過ぎない」(兵馬俑公式ホームページより抜粋)
つっても広さが実感できないよね。日本人だから東京ドームで比べてみました。
一、二、三号坑をあわせた広さは東京ドームの約半分。そこに兵士や馬の形の人形がずらーっと並んでいる。
びっくりでしょう?
「兵馬俑」の俑とは人や動物を模って作られたお墓の葬品のことなんだけど、その兵士たちの顔は一つ一つ違うの。もしかしたら本当実在した人を模ったかも!70万人の人が38年かけて作ったみたいだけど、秦の始皇帝ってたしか万里の長城も作らせてなかったっけ?ものすごい力と巨万の富のある人だったのね!
この兵馬俑、実はカラフルなものなの。でも発掘したら空気に触れて色が落ちちゃったんだって。だから本当に2200年前の状態で保存するには発掘技術がもっと進歩しないといけないみたい。

この兵士は掘り出されたばかり。色がついているでしょう??製作者らしき名前もはっきりと残っているの。遥かな時を超えて名を残すなんてすごいよね。
それにすごいのが銅の技術。2200年前といったら日本だったら弥生時代。土器の技術が上がっている頃、中国では銅の技術がものすごく発展していたことが分かります。

むむ!本当に見事な!「世界8番目の不思議」と言われるのも分かる気がする。ここでは「世界第8番目の不思議」という簡単な兵馬俑の紹介やいかに兵馬俑が作られたかを想像した短い映画が見られてそれも分かりやすかった。画面は360度でちょっと見るの疲れたけど迫力満点。兵馬俑はまだ未発掘のものも多いし、まだ研究途中。これからいろんなことが明らかになってまた驚かせてくれるかもしれない。
ところでこれを発見したのは井戸を掘っていた農民。井戸を掘っているときに見つけたらしい。かなりのラッキーマン!!今は本を出してサインもしてるらしいよ!大学のときに謡口先生が言ってた。「中国と言うところは、いまだ発見されていない遺跡がたくさんあるところなのです。」う〜ん、納得。

博物館を出ると、「兵馬俑グッツ」の露店が並ぶ。ほとんど1元で買えて安い。
近くに小麦粉で作ったナンのようなものを売る店と、焼き芋を売っている店があったので購入。ナンはぱりぱり香ばしくて素朴な味わい。焼き芋は俊いわく「はずれなし」。本当にホクホクでおいしかった!

そこから今度は「華清池」へ。ここは楊貴妃と玄宗皇帝の愛のお風呂跡♪
建物の中に灰色のレンガで窪みが作られている。それがお風呂。
西安は楊貴妃の縁のところでもあって、楊貴妃のお風呂のほか、お墓もあります。楊貴妃を絵で見たら、色白で太っちょで首がなくて目が細い人だった。日本の小野小町みたいに、昔の美人っていつもそんな感じよね。楊貴妃のイメージ壊れた!それに玄宗皇帝はおじいちゃんだったと言うし。。。それにここはお風呂だらけ。4〜5つある。う〜ん、淫らな場所ということでしょうか。。。俊と顔を見合わせて「そういうことでしょう」と納得。

その後私の体の具合がおかしくなった。ホテルに帰ってゆっくり休むことに。俊はLちゃんと旧友に会いに行った。
俊が私の代わりに写真を撮ってくれた。しゃぶしゃぶだって!くやしー!Lちゃんの結婚写真も見たかったよう!!(><)

27日 昨日はゆっくり休んだのであまり食べられないけど今日は回復。朝、ホテルの庭の写真を撮った。
唐風の優雅な庭。池は今日も氷が張ってます。
南門のそばで餃子スープを食べた。この餃子、しょうがと香菜が入っててすっきりしておいしい。けど4つぐらいしか食べられなかった。

お土産になりそうなものがいっぱい売っているこの通りでちょっと散策。
写真で見るとなんかしょぼくなるけど、雰囲気があっていい通り。

それから街を囲む城壁に上ってみた

階段を登ると。。。。道路のようなものがあります。これが城壁の上!!すごいね〜!

右を見ても
左を見ても
長〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜い壁!!!
俊いわく「この城壁の上で「城壁マラソン」があるよ」とのこと。うん、できる。ここなら。。。
西安は中国の烏龍茶のコマーシャルみたいにいつももやがかかっている。天気がよくてももや〜写真もはっきりしないのはそのためです。俊いわく「今日はまだいいけど、曇りの日は空気が黄色いよ」黄砂の影響かしら??
Lちゃんとまた合流し、鶏肉とジャガイモの料理を食べる。
ちょっと辛いけど、あんまり脂っこくなくておいしい!豚肉バーガー。素朴でGOOD
それから俊が留学していた西安外語学院へ。

門を見てびっくり!なにこれ?新しくなっちゃって!だって。校舎とか寮とか新しくなったようです。学校に「前留学していました」というと快く入れてくれた。寮の前でも管理者が中に入れば?といってくれた。でも俊はもう満足したみたい。そのまま学校の雰囲気を味わってそこを後にした。その後もう一人の俊の友達Uさんと合流!Uさんは車持ちで、迎えに来てくれた!Uさんは建設業の社長さん。今西安は100年前ぐらいに建てた建物はどんどん壊して新しい建物を建てているみたい。「ええ!そんな古い建物をもったいない!」と言うと、「西安では100年なんて新しい方で価値がない」とのこと。う〜ん、歴史の古い町に住む人はそういう標準まで違うものなのでしょうか。。。もったいない気がするけど。。。そこからちょっと高そうな中華料理屋に行ってご飯を食べた。それからバーに行ってワインとスプライトのミックスを飲んで、へろへろになり、その足でディスコへゴー!踊っちゃって楽しかった!そういえば俊とディスコへ行くなんて初めてのことだ。ぷぷ

28日 今日は朝からおとといと同じお店で小龍包のようなものを食べて、ヨーグルトを飲んでぶらぶらして、帰り支度。Uさんはなんと空港まで私たちを送ってくれた。うう、感謝です。とってもいいクリスマス休暇になりました。
空港に行くと偶然!行き隣の席だったあの親切な女の子とばったり会った!メールを交換して、少し話をした。なんとそのこは西安外語学院に行って先生と会ったり、兵馬俑を見たりしてたんだそうな。共通点が多いね!
その後、飛行機がまた遅れて帰りはフェリーの予定時間に間に合わず、羅湖からKCRで帰ってきたのでした。 
終わり♪

Lさんのプレゼントのお茶。龍井茶のようで日本人に飲みやすいお茶です。お茶の教室のも持って行ってみんなで飲みますありがとうございました。
西安
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