陣痛の始まり
9月29日(水) 満月じゃ〜

俊も上海出張から戻り、安心安心!
9月29日、予定日丁度に午前中「や〜、今日あたり生まれてくれないかな〜」と願いながら買い物に出かけ、帰った夕方17時ごろ、少しウトウトしていたら、なにやら生理痛に似たような痛みで目が覚めた。
「あれ?これかな〜?」初めてだからよくわからない。とりあえず時間を計ってみる。35分後、また痛む。「あ、これだ!」
超痛い。間違いない!!でも痛みは一瞬でひく。案外楽勝じゃん♪
お母さんに「陣痛来たみたい!」と知らせ、急いで支度。シャワーを浴びた。俊はゴルフの打ちっぱなしに行ってたので急いで連絡。でも、もううちのすぐ傍に帰ってきていた。3人でタクシーに乗ってQMHへ。陣痛はなぜかどんどん間隔が短くなってくる。早くない??

19時半ごろ病院に着いた。「緊急病棟」へ行って、受付。「陣痛が来ています!」と言うと、すぐ応対してくれた。
ここからが試練!!聞いたことのない英語のオンパレード。でも私、余裕がない。
「陣痛は何分間隔ですか?」
「いつから始まりましたか?」
「おしるし、破水はしていますか?」
この辺は質問として許せる。その後
「アレルギーはありますか?」
「アルコールはたしなみますか?」
おいっ!!こういう悠長な質問はもうすでに妊娠初期に終了してるだろう??早く産婦人科につれてってよ〜!お腹痛いよ〜!!怒
その後母子手帳とIDカード(夫婦の)提示を求められた。そして車椅子で産婦人科に連れて行かれ、また同じような質問。怒
それに俊に「○○へ行って手続きしてきて」との指示。あ〜このとき英語がわからないお母さんだけだったら、やばかったな〜。俊がいてよかった。
もう私の陣痛は10分間隔。質問が終わるころには5分間隔に。あれ?あれ?早くない?

20時をまわり、「ちょっと食べておこうか」と病院のカフェテラスで日式焼きうどんを注文するも、痛みで全然食べられない。でもなんとか少し食べて、体力をつけなきゃあ!あれあれ?陣痛は4分間隔。4分間隔になったから産婦人科に戻って訴えた。

1人で麻酔室に連れて行かれ、陣痛の苦しみに耐える。麻酔室にはお母さんは入れなかった。心細いよ〜(泣)
しばらくすると、手術服を着た俊が入ってきた。(笑)
俊「くそ、はめられた!」
俊は立会い出産にはあまり乗り気じゃなくて、「分娩室の傍でタバコをイライラ吸いながら子供の誕生を待つお父さん」を理想にしいてた。私も、「出産シーンは男性にとってショックがでかい」と言うので傍にいてもらわなくてもいいやと思っていた。
でも、俊は看護師さんに「あなた、ご主人ね。これに着替えなさい」と強制的に引っ張られてきたらしい。ぷぷぷ

俊も交え、そこで「会陰切開・笑気ガス・局所麻酔」についての資料を渡され、説明を受ける。ガスや麻酔はメリットデメリットなども記載されているが、私は読んでいる余裕などない。早くっ!!この痛みをなくして〜!!
俊が読んで訳読してくれた。「笑気ガスは簡単にできるけど効き目が薄い。局所麻酔はすぐにできるけど効かない人もいる」
なんでもいいですぅ!!!サインしますっ!!余裕ありませんっ!!
そしてやっと笑気ガスを吸う。おしりに簡単な麻酔注射もされた。でもこれは私が楽しみにしていた無痛麻酔(硬膜外麻酔epiduralではなかった。
陣痛の痛みは和らぐどころか、更に増す。それに間隔も短くなって襲い掛かってくる!!うう、つらいよ〜!!早く無痛にしてっ!!
「あの〜、無痛したいんですけど?」訴えるけど、まだ早いみたい。なんか看護師さんも反応うすっ。余裕ぶちかまして私を見ている。怒

更に陣痛は続き、俊に腰をマッサージしてもらいながらひたすら痛みに耐える。。。気が狂いそうな痛み!!本当に痛み止めの麻酔効いてんのかな??
そばに看護師さんが1人いて、ひたすら私の経過を見守って書き留めている。見守るんじゃなくて、硬膜外麻酔してくれ〜!!

やっと先生がきて、子宮口を確認。もう5センチ開いている!
「ベリーグッド!!!!!ベリーグッド!!!!!!!」

あ、褒められちゃった。テヘ♪だけど、無痛にして〜!!泣
私が麻酔麻酔と騒ぐので、やっと男の麻酔科の先生登場。私の内診をして俊に何か中国語で話をした。俊が中国語で何か言葉を返す。何を言っているの?私は普通語はわからない。
※注意1
その後先生が私にチクッと注射!あ〜やっと無痛?なにやら痛みが急に取れた〜!!

と思っていたら3分後急激に痛む。あれ?これはカオリコさんいわく

「き、気持ちいい〜!!
しばらくすると、あ〜ら不思議、今までの修羅場が嘘のよう。
部屋に流れているクラシックがより大きく聞こえてきて
心の底から穏やかなムードになりました。
「あ〜ら、奥様、ワタクシ今から出産ですのよ。オホホホホ」
と、余裕のよっちゃんで子宮口全開待ちです。
麻酔の威力って本当にすごい」
 (カリオノイオ・ホンコン カオリコさんHPより抜粋させていただきました。<(_ _)>

とはかけ離れているような。。。おかしい、おかしい。
「俊、私、無痛になる麻酔したよね」
「う、うん。。。」
※注意2

でも痛みはどんどんひどくなる〜そして間隔もなくなってきたぞ〜 怒

そうこうしているうちに目の前に二人の女性看護師が現れた。
子宮口を確認。
「ベリーグッド!!!!!!!」
興奮して大きい声で褒められた。
「もし、陣痛が来たら力の限りいきみなさーい!」と英語で言う。プッシュ アズロングアズ ポジブル みたいなこと・・・(すみません、英文科なのに)
うそーッ!!超痛いのにーッ!!このまま産むの〜ッ?麻酔効いてねえよっ!でもいきめる!!ウレシイッ
そこで力の限りいきむ。
「ベリーグーーーーーッ!!!!!!」
※注意3
英語で褒められながら、3回長くいきんだ。3回目、デロンと何か出てきた。うわー!!
赤ちゃんだった!!

ホギャーホギャーと泣いている!!やったー!!生まれた〜!!青白い赤ちゃん。手足をいっぱい動かして、元気元気。
俊「あれ、男だ」
私「え。。。。」
病院の超音波写真では80%女の子ですと言われていたのに、生まれてびっくり男の子。あれ?何?何が起きた?頭が真っ白になった。目が点・・・
香港式なのか、看護師さんが赤ちゃんを抱いて見せて、「ボーイ オア ガール?」とむっちゃうれしそうに聞いてくる。
多分ここで夫婦口をそろえて元気よく「ボーイ!」とか「ガール!」とか言うんだと思うけど、私と俊はあまりに驚いて看護師さんが「ボーイ オア ガール?」と3回ぐらい聞いているのに呆然としていて、3回目にやっと「ボーイ・・・?」と答えたのであった。
病院についてから5時間、陣痛来てから計7時半間しかかからなかった、初産にしては超スピード出産でした。ん〜満月パワー恐るべし。。。
「第2子のときはもっと早くなるかもしれないから、もっと早めに病院に来るようにね♪」と看護師さん。うそ〜!!

後から俊に聞いたことだけど 注意1、2、3にはこぼれ話が。。。

注意1 麻酔科の先生と俊の会話
私の内診をした後、
先生「あ、もう今から麻酔しても遅いですね。もうこのまま産んじゃってください♪」
俊「何〜っ!!妻は香港で無痛出産ができるからここに残ったのに、意味がないじゃないですかっ!麻酔してください。」
先生「麻酔するより産んじゃったほうが早いですよ。じゃあ、私はこれで」先生は痛み止めだけを打って去った。。。

注意2 
私が痛み止めを打ってもらったときにちょうど陣痛の間で痛みがなくなったのを、てっきり無痛麻酔をしてもらったと思い込んだ私。
私の「無痛になる麻酔した?」との問いに俊は「うん」と嘘をついた・・・。これはいい嘘だったかもね。してもらえないと知ったら私はパニックだ〜!!

注意3
2人の看護師さんが英語で興奮しながら一生懸命私を励ます。握りこぶしを作って
「プッシュ!!!プッシュ!!!」「グーッド!!!!」
俊は私よりその様子に感心して見ていたら、「あんたも応援しなさいっ」と看護婦さんに怒られたらしい(笑)

なにはともあれ、夜中を回り次の日9月30日0時31分、無事男児出産♪3125gでした。お腹が小さいといわれていたわりには、赤ちゃんは普通の大きさ。
痛いのが嫌いな私。カオリコさんのHPを読んで魅惑の無痛出産にあこがれていたので、経験できなくてちょっと残念だったけど、産んでしまえば何とかなりました!

入院1日目
 いろいろな処置が終わったのは午前3時を回ったころ。お母さんは廊下の外でずっと待っていたけど、英語も話せないのになぜか同じ出産待ちのインド人ファミリーと交流を深めていた。笑

その後大部屋に移された。俊しか大部屋には入れず、それも少しの時間だけ。お母さんは私が分娩室に入ってからずっと最後まで立ち入り禁止だったので、「ずっと待っていたのに〜」と不満そうだった。基本的に出産時はダンナしか部屋を出入りできない。お母さんはうちにいたほうがよかったかな〜??面会時間は厳しくて毎日昼の12時〜1時、夜の6時〜8時と決まっている。

大部屋には何人か人がいた。そこで疲れ果てて少し眠った。けど、途中で目を覚ました。麻酔の副作用で吐く・・・。体中が痛いし、出血もしてるし。なんか生きてるのが疲れた・・・。ムショーに弱気。看護師に「痛み止めあげようか」と言われるがなぜかそのときの私、それを断る。多分疲れすぎて思考能力も低下してたかも。

朝になり、赤ちゃんがケースに入れられて運ばれてきた。すでに沐浴してもらっていて、ホヤホヤの状態だった。小さいな〜!かわいいっ
「母乳をあげなさい。汚れたらオムツも替えてね」と看護師さん。それから母乳をあげた時間、回数、うんちやおしっこの時間回数のつけ方シートをもらいチェックの仕方を教わった。わー、育児のスタートだ。
始めてあげる母乳、「初乳は免疫力が高い」らしい。絞ってみたけど、あまりでない。赤ちゃんは一生懸命吸っている。お互い初めてだから息が合わない。まあだんだん慣れるでしょう♪楽観的な私。
香港と日本は予防接種のスケジュールが違う。日本は赤ちゃんの成長をある程度待ってするのに対し、香港は立て続けに毎日3つの予防接種をする。最初はB型肝炎の注射。これは生まれてすぐにするので私は見られなかった。
比較的落ち着いてきて、大部屋の面子を確認。左はフィリピン人。右は中国人(普通語)あ〜、日本人はいないか。がっかり・・・。後香港人が3人ほど。
でもこの大部屋の面子なんかへン。臨月の妊婦さんもいるぞ?どういうタイミングで入院しているんだろう・・・。?

朝食が来た。鶏肉そぼろが入ったお粥がどんぶりいっぱい。味はあまりなくてお世辞にもおいしくない。疲れているし、少ししか食べないでいると、お世話のおばちゃんが「シリアルもあるよ〜」というので持ってきてもらうと、シリアルをあったかい牛乳でドロドロにとかしたもの。うう、もっとまずかった。こっちもちょっと食べて残した。ごめんよ〜
何度か断っていた痛み止め、昼ごろ意識がはっきりしてきて飲むことにした。
「あっちにシャワーがあるから浴びていいよ〜」おお、ありがたい。ちょっと早い気もするけどシャワーを浴びてさっぱり♪

3時間おきに授乳しろと言われたが、赤ちゃんはずっと寝ていて起きない。4時間ぐらいほうっておいたら、看護師さんに怒られた。
「どうして授乳しないの?」
「はあ、赤ちゃんが全然起きなくて・・・」
「じゃ、私が見ていてあげるからあげてみて」
おっぱいを吸わせてみるが赤ちゃん全然起きない。すると看護婦さん、ゴム手袋をして赤ちゃんの口にぐっと指を突っ込んだ。「!!」あらっぽっさにちょっとびっくり!大丈夫かな?でも赤ちゃん、全然起きない。この子は・・・。
その後、足をさすったり、背中をたたいたりしてみたけど全然起きない。看護師さんもあきらめて、シートに「sleepy」と書き込んで「あと一時間したらもう一度トライしてみて」と言った。
一時間後、またトライ。でもやっぱり眠ってしまって飲まない。看護師さん〜、どうしよう〜。
すると、看護師さん、奥から「サプリメント」というミルクのような飲み物を持ってきた。見ていると、小さな紙コップに入れて、赤ちゃんを腕で支えてコップからグビッと飲ませた。「!!」もうコップ使用かい!?でも赤ちゃん上手にグビッと飲んだ。おお、すごい!

赤ちゃんと一緒に寝たり起きたりし、一日目は無事終了。
でもお母さんに「赤ちゃんはタオルや衣服がちょっと顔にかぶると窒息することかあるからね」と言われていたので、夜中に何回も赤ちゃんが息をしているか確認。あまり寝られなかった。

入院2日目
 夜中はあまり寝られなかった。隣の赤ちゃんが泣くというのもあるし、緊張もしていたためだと思う。それにしても向かいの妊婦さん、まだ産んでないのに周りの赤ちゃんに泣かれてむかつくだろうな・・・。赤ちゃんがいるもの同士なら、お互い様と言う気がするけどね。
朝になり、またあのお粥がきた。ん〜この味に慣れると、そこそこおいしいかな?って気になる。昼や夜は白いご飯+白身魚と野菜炒めみたいなメニュー。味はぼちぼち。夜中には無性にお腹がすくので、面会時間に夜食は持ってきてもらった。

朝、沐浴が終わって赤ちゃんに注射。今日はBCG。赤ちゃん泣かずに即終了。
ドクターが来て産後の体をチェック。それからこれからの避妊方法、母乳で育てるかミルクで育てるかなどの調査をされた。
わたしのカルテを見ると、10月4日までの日付が書いてあった。5日間くらいの入院かな?と勝手に思い込んだ。

今日も赤ちゃんの世話。赤ちゃんが寝ているとき、私も寝るようにする。ウ〜。時間が不規則で体力的にはつらいなあ。赤ちゃんはミルクを飲んだらすぐ寝られるけど、私はご飯食べてすぐ寝られるっていうわけじゃないし。
お腹の中に赤ちゃんがいたとき、夜中によく赤ちゃんが動いてた。出産後も同じで、夜中赤ちゃんはなかなか寝ようとしない。赤ちゃん夜行性だわ。

そういえば、赤ちゃんのへその緒。プラスチックの留め具で留めてある。これが自然にポロッと取れたらへその緒になるんだろうか?いまいちわからない。。。
私はあんまりへその緒に興味がないので、あまり調べてこなかったんだよね。。。

赤ちゃんは女の子だと思っていたので、考えていた名前で呼べず、男の子の名前も考えていなかったのでそういえばずっと「赤ちゃん」と呼んでいた。すごく不便。俊に似てるから「俊」と呼ぼうかなと思ったけど、それもどうかと思ってやめた。

看護師さんに一応確認のために「あの、私はいつ退院でしょうか?」と聞いてみた。すると
「明日です。」という。ええ!明日!?出産日を含めて3日間だけかいっ??短ッ!日本だったら1週間ぐらいは入院じゃないの?こんなに顔色悪いし、腰も痛くて曲がったままだし、こんな状態で本当に退院できるんだろうか。。。少し不安になった。急いで家族に電話。みんなスピード退院にびっくり。

入院3日目
 朝、病院の医者のタマゴたちが実習で私の産後チェックアップ。何も問題はないとのこと。よかったよかった。退院時には薬(鉄剤と痛み止め)を処方してもらい、お金を払う。でもお金を払うところが休みだったので、後で払うことになった。退院したけど明日またフォローアップ検診でこの病院に来なければならない。面倒。
最後に小児科の周先生が見に来てくれた。この先生、超さわやかハンサム!!しかも日本語しゃべれる!!いままで英語で苦労していたのでどんなにかうれしかったかっ!先生は予防接種が日本と香港で違うって言うことに興味を持ったらしく色々聞いてきた。赤ちゃんの顔を見て「少し黄疸が出てますけど、心配ないですよ」と言ってくれた。
赤ちゃんはすやすや寝ている。最後にポリオの予防接種。ポリオは注射じゃなくて飲むタイプ。看護師さんがポリオの説明の紙を英語で渡した。くっ、また英語かよ。内容は口から飲んだ菌がウンチと一緒に出るので、ウンチの世話をする人は手洗いなど十分にして気をつけてくださいとのこと。あと、特別な病気を持っている人は扱わないでくださいとのこと。一生懸命辞書で調べて、内容を解読。内容に同意した。
看護師さん、チューと針のない注射器のようなものでポリオの薬を吸い取り、赤ちゃんの口にチューッと一気に流し込んだ。そのときの赤ちゃんの顔!驚いて真っ赤になって飲み込もうとしない。看護師さんに飲め!飲め!とばかりにほっぺをムニュムニュされてやっとゴックン。その後も真っ赤になりながらオエーッとしてた。かわいそうだけどちょっと笑えた。そして晴れて退院♪
香港の産前の母子手帳はなぜか病院の管理になる。渡してもらえない。あ〜、日中訳付き母子手帳を手配して書きとめておいてよかった。

フォローアップ検診
 次の日、14時からフォローアップ検診(有料)。最初に会計所でお金を払ってから、受付へ行く。
昨日までの3日間の入院代も一緒に払った。な〜んと出産にかかったお金はたったの350ドル。(5000円ぐらい)入院費一日100ドル、その他50ドルだそうな。。。安いね〜!!フォローアップ検診代も1000円ほど。すばらしく安い!!ビバ香港市民!!

フォローアップ検診は私の内診、傷の具合などを診てもらった後、赤ちゃんの検診になる。体重、頭囲をはかり、足の具合なども見られる。その後、「一日何回おしっこやウンチをしますか?」「ミルクか母乳か?」「母乳は一回何分あげているか?」「ミルクはどこのブランドを選んでいるか?」「産後の避妊方法は?」「おへその処置は?」「目の洗い方は?」←(この質問、なんかピンと来ないのよね。)などが聞かれる。「目の洗いかた」は「洗浄綿でふいています」というと、「洗浄綿って何?」と聞かれてしまった。香港では一日2〜3回お湯で洗うそうです。おへその処置は、薬局で売っているアルコールを含んだガーゼで拭くとのこと。その後「産前通っていたMCHCの予約をしなさい。今週、赤ちゃんとあなたの再診です」という。また病院かよ〜。退院してからの再診が多すぎ。。。ちょっと疲れる〜!!
MCHC
 朝9時から近所のMCHCへ。赤ちゃんがいっぱい〜!!まず赤ちゃんの体重と頭囲をはかってもらう。それからオリエンテーション。私は英語だったので一人でオリエンテーションだった。そこでの話はMCHCの施設についての説明。授乳室、診察室、体重を量る部屋などなどの説明。それから昨日のようにミルクのブランド、ウンチやおしっこの様子、一日何回するか、などの調査、赤ちゃんの世話は誰がするのか、家族に病気のものはいるか、夫は喫煙者か、など家族についても聞かれる。体温調節の目安、母乳指導なども行われる。

香港のMCHCは「母乳で育てましょう!」ということを強く言っている。私は母乳が少ないせいか、赤ちゃんがお腹をすかせてすぐ泣いてしまう。一時間おきに母乳をあげていて全然寝られず夜中くたくたに疲れてしまうので、夜と昼、母乳を補う形で粉ミルクをあげている。ということを看護師さんにいうと
「どうしてミルクを使うの?コストもかかるし!哺乳瓶は吸いやすいから赤ちゃんが母乳を飲まなくなるかもしれませんよ!2時間おきに母乳をあげてください」
「でも2時間経たないうちに赤ちゃんが泣くんですが」
「泣かしておいてもいいですよ。じゃ、母乳指導を受けてください。」
ということで母乳指導を受けることになった。どうやって母乳が出てくるかの説明を受け、正しい姿勢で母乳をあげているか、みてもらった。
「では、月曜日にまた母乳指導をするので来てください」
なんとしても母乳だけで育てさせたいらしい。非常に熱心な指導。
その後ドクターに赤ちゃんを見せる。足の開きをみてもらったり聴診器で心音をチェックしてもらったり。
「産後は家族が協力してくれますか。」「悩みはありませんか?」などママの精神的ケアも行われる。

月曜日、母乳指導に行く。
この間の看護師さんが母乳をあげてみせてというのであげてみる。
でも赤ちゃん眠くて目を開けない。。。
何回トライしてもだめ。。。ああ〜

すると看護師さん、どこかからプラスチックのコップを持ってきた。
「搾乳してコップで飲ませましょう!」お〜、出た。コップ!
搾乳してあげると、赤ちゃん寝ながらもぐびぐび飲む。ほ〜!これはいい方法だ!
「こうしてできるだけ母乳をあげましょう。水曜日も母乳指導に来てください」
また??う〜ん、面倒だから行かないかも。。。

 母乳指導に来いと言われた水曜日、もう疲れはピーク。
母乳指導はもういいや!赤ちゃんの診察もないし、注射するわけでもないし、
黙って休んじゃえ!
そうサボろうと心に決め、のんびりしていると、予約時間に電話がかかってきた。
「はい」と出ると、なんとMCHCのスタッフから!
「今日、予約が入ってますよね。どうして来ないの?」
「はい・・・ちょっと疲れていて(冷汗)」
「じゃ、予約しなおしてください。明日はどう?」
「・・・はい、じゃあお願いします」

ガチャン

に、逃げられない〜!!管理徹底!!
こうして、明日また母乳指導に行かなければならなくなった。

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