上級講義第2回目 今日はマン北烏龍の講義でした。
マン北は福建省の北にある土地を指します。

◎鳳凰単叢◎ホーオーダンチョン

広東省潮安県鳳凰山が産地のお茶。南宋末期にこの地を通りかかった皇帝がこのお茶を飲み、そのおいしさに感激し、「宗種」と名前をつけたという伝説を持っているほど昔から飲まれている。
摘み取り時期は春(清明前後)夏(立夏から小暑)秋(立秋から霜降前)冬(冬至から霜降)の4回だが、お茶にもよる。

焙煎が軽い・・・花の香りがする
焙煎が重い・・・果物の香りがする。

◎武夷巖茶◎
福建省の崇安県南部に位置する。海抜650mからなる奇岩が連なるところで三十六の峰と九十九の岩がある、美しい場所。
「三坑二澗」
(サンハンイーガン)と呼ばれる3つの溝と2つの水が潤う土地があり、そこが有名。
三坑・・・慧苑坑
(ワイコンハン)・牛欄坑(アウランハン)・大坑口(ダイハンコウ)
     『武夷三大坑』
二澗・・・流香澗
(ラオホンガン)・悟源澗(ンユンガン)

三大坑で産出される巖茶は「正巖茶」或いは「大巖茶」と呼ばれ、最上品。それ以外で産出されるお茶は「半巖茶」「小巖茶」と呼ばれる。
ピンクは四大名叢
八大名巖
天心巖・・・
大紅袍      慧苑巖・・・白鶏冠
蘭谷巖・・・
水金亀      賓國巖・・・金鎖匙
幔陀巖・・・半天妖      天遊巖・・・
鉄羅漢
碧石巖・・・金柳條      慶雲巖・・・満天星

摘み取り時期は春、夏、秋で茶葉によって異なる。
飲むと岩肌に育つお茶特有の
「巖韻」(アンワン)がある。
大紅袍

四大武夷巖茶の筆頭格。世界中で「幻の巖茶」と賞されている。険しい巖壁と頂上から流れる天然泉水で育つ。入れたお茶は巖茶特有の味が長く残り、天然桂花の香りがし、9回入れても元の味が失われないとも言われている。
この名前は茶葉を守るために赤いわたいれを着せたという話からついた。
白鶏冠
歴史は大紅袍より古い。枝が多く茶葉はぎざぎざがあり、それにそって白いトリミングがされ鶏冠のように見えることからこの名前がついた。
鉄羅漢
岩茶の中で一番古くから知れ渡っていたお茶。薬効が高く病気によく効くお茶として知られていた。
水金亀 
荘園の領主が作った茶葉の柵の形が亀の甲羅のような形をしていたのでこの名前がついた。


<いれ方>
使用茶器・・・急須・蓋碗
茶葉の量・・・器の半分から7分目。
水流・・・細めの水流でまわしながら入れる。
蒸らし時間・・・100〜95度のお湯で10〜20秒

<マンパ烏龍を飲んで>
巖茶は厳しい環境で育っただけあって、味が深くておいしかったです。野菜も寒暖差が激しいところでそだった物がおいしいようにお茶も厳しい環境、寒暖の激しいところで育った方がおいしいそうです。今回は果物系のお茶を飲みましたので今度は花系のお茶が飲みたいです。この烏龍は新鮮なうちに飲みきる必要はなく、少しおいて味が酸化しても飲めらしいです。「戦前巖茶」という昔の巖茶を飲みましたがすごくおいしかった!プーアル茶をすっきりさせたような味。
それから新しいお茶には「茶気」があるそうです。たくさん飲むと香りが強いし、喉や胃もちょっとつらくなる。。。でも時間がたって気が抜けたお茶は味も脱力してて寝る前などに最適、だそうです。


マン北・・・マンという字は門構えに虫という字。





清明・・・4月5日前後






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