上級講義 第1回目 今日は白茶の講義でした。
白茶の製造過程 
萎凋→乾燥

主な生産地は福建省の政和と福鼎です。

◎銀針白豪◎

大白種の茶樹から一芯一葉で摘まれる。

福鼎・・・北路銀針は「コウ焙」方式で乾燥仕上げ。茶葉は針のような形でふっくらとしていて白い産毛に包まれている。(見かけは白い茶葉のようになっているほどの全身産毛)お茶は甘い。豪香がある。

政和・・・南路銀針は「晒乾」方式で乾燥仕上げ。茶葉は細く長い。少し暗い色。まろやかでうっすらとした香りのお茶。

*福鼎の方が良質のお茶とされている。
*北風吹く晴天に摘まれたお茶は産毛が多く良質なお茶になる。その反対に南風(湿った空気)雨の日に摘まれたお茶は茶葉に黒色が現れ良質なお茶にならない。

◎白牡丹◎

大白種の茶樹から一芽両葉で摘まれた茶葉を原料としているが仕上げると一旗一槍のような形になる。(槍旗白豪とも呼ばれる)
たくさんの白い産毛をもつ芽と緑色の葉を持つ茶葉で茎の近くに少し黒い色があるのが特徴。

福鼎・・・うっすらとした味わいで淡白なお茶。

政和・・・豪香も味も強い。

*政和の方が良質なお茶とされている。
◎貢眉(ゴンメイ)◎

小白種の茶樹から一芽両・三葉で摘まれたお茶。芽は細く、葉は短く緑色。ムラがない。良質なものは葉脈が赤く透けて見える。旨味がありすっきりとした味わいがあるお茶。今はほとんど飲まれていない。
◎福建新白茶◎

福建省で白茶の生産が悪くなり、台湾の白茶が主流になったのに対抗して作られた1970年代以降のお茶。萎凋後、揉捻を行い、半巻状になっている。茶葉は濃い緑に褐色を帯びて針のような芽はなく味が濃い。豪香はない。
◎台湾白牡丹烏龍茶◎
60年代に中国大陸の白茶の生産が減少し、香港やマカオで貢眉の価格が上がった。そこで台湾の白牡丹が輸入された。しかしその後品質が落ちてしまったため、それに代わるお茶として福建新白茶が飲まれるようになった。

●いれ方
使用する茶器・・・急須・蓋碗・グラスなど
茶葉の量・・・茶葉が長く大きいものは半分。細かいものは3分の1
蒸らし時間・・・95度の温度のお湯を注いで20秒から30秒。

●効能
体のほてりをとる。

●白茶を勉強して
白茶はキャラが薄い!と言うのが本音。香りも味も薄く、インパクトがない。なんだか水を飲んでいるような感じ。でも香港人は白茶が好きな人が多いらしい。先生も最初はあまり好きではなかったけど飲んでいるうちにうまさがわかったとのこと。味が薄いのでしっかりとした味のあるお茶に慣れている日本人には物足りなく思えるかも。練習のときにちょっと茶葉多目にしてゆっくり出したら日本人も納得の味になりました。甘みがあってすっきり爽やかなお茶です。お値段は結構高い。


買った白茶 なし。でもSHIHOさんとhanulちゃんにもらった白牡丹にバラ茶を入れて飲んでいます。

●オススメの飲み方
白牡丹と花茶を混ぜるといいです。ガラスでいれれば
見た目もきれいだし味も香りもパワーアップ!

☆白牡丹:バラ茶=8:2の割合で。
バラ茶はがくをとり、崩していれます。
熱めのお茶でさっと出せば香りもよく、甘さも倍増!

☆白牡丹:桂花茶=9:1の割合で。
香りがよく上品な味わい。早く出さないとキンモクセイが苦くなるので注意。


白茶・・・歴史は短く、100年程度。



白豪(「豪」の漢字が出ないのでここでは似ている漢字を当てています。本当は下の部分が「毛」と言う字です。)

白豪(バッハオ)・・・英語の「ペコ」の語源になっている。






マッホウ・・・問屋で用いる茶葉の名前を記号化したもの。





白牡丹のマッホウ
牡丹王(最高級)
高丹
1丹
2丹
3丹










貢眉のマッホウ
特貢(最高級)
1貢
2貢
3貢




福建新白茶のマッホウ
特急(最高級)
1級
2級
3級


台湾白牡丹烏龍茶のマッホウ
品家(最高級)
5同
4同
3同
2同
(台湾は数が多いほど高級らしく中国と違っている。)
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